Yammie,yammie days.

いびつだったり、ふぞろいだったり、だけどつないでいけばキラキラ光る日々のよしなしごと…

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ / 永尾カビ

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生きる理由、
生きる力、
この世の居場所、
何が「甘い蜜」となるかは人によって色々だと思う
居場所といっても
「席」のような
たしかなものじゃなく
流動的で
形が無く
自分の外にあるのか中にあるのか…
ー 125ページ
ネットで話題になっていたので手に取った一冊。
いわゆる風俗レポ、と思ってエロティックな描写を期待すると肩透かしを食うかもしれません。(あるにはあるけれど、ボリューム的にはさほどないので(笑))

このマンガのキモは「さびしすぎて」というタイトル部分。
なぜこんなにも筆者が寂しかったのか、なぜレズ風俗を選ぶに至ったのか、という葛藤の部分です。ボリューム的にもそちらの部分の描写が多いです。
個人的にはこの部分が丁寧に描かれていたので、興味深く読みました。

たぶん、癒やしと許しと「ぎゅっと抱きしめられたい」他人の体温を感じたかったのかなぁと。
女性である筆者が、対男性でそれを求めると(異性経験がほぼないに等しいので)いろいろとリスクが多い。母親とのエピソード(母親と特にすごく仲良いわけでもないのに、母親の肉体的な柔らかい部分に固執したい)、肉体の暖かさ、柔らかさに包まれたい、となると、相手を女性に限定したレズ風俗、というのは個人的には「あ、そういう考えもあるのか(ひざポン)、こういうのも有りだな」と読んでいて感じました。

単なる風俗レポ、というよりは、自分の内面世界を試行錯誤しつつ切り開き広げていく冒険譚として読むと納得出来るかもしれません。
もちろん失敗エピソードもあるのですが、なにより筆者自身が真摯に正直に描こう、という気持ちが見えるので、手段はどうであろうと読後は
「よく頑張ったなぁ」
と思えてしまいました。

人生の「甘い蜜」を筆者がどうか見つけてくれますように、と思います。


さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ | Matogrosso
http://matogrosso.jp/privaterepo/01.html
序盤部分をコチラで読むことができます


夫の人、退院。

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晩ご飯0130


晩ご飯。

◆さんまの一夜干し
◆味噌炒り豆腐
◆大根の塩昆布もみ
◆揚げとわかめの味噌汁

先週から手術のために入院していた夫の人。
術後経過が順調だったのもあり、予定より一日早く、本日退院しました。

帰宅後の晩ご飯、何が食べたい? と聞くと
「普通の和食で、納豆ご飯が食べたい」
と言われ(笑)

本当に普通の晩ご飯になりました(笑)

命に関わる病気、ではないのですが、なんだか夫婦交互に一年ごとに入院のパターンだねぇと苦笑し合ったり…(^_^;)

せっかくの週末なのにお父さんがいなくて1号くんもちょっとしょんぼりしていたので、二人分のお弁当作って病院の家族面会コーナーで食べたりしてました(夫の人は病院食です(笑))
病院内にタリーズコーヒーが併設されていたので、そこで家族三人でお茶したり(食事制限のある入院じゃなくてよかった(笑))

タリーズコーヒーにて


入院中の夫の人との連絡はワタシはLINEのメッセージで文字のやり取りでしたが、。1号くんと夫の人はLINEのビデオ通話。
父親の不在でちょっと寂しい気持ちも、ビデオ通話で顔を見ながら会話すると、少し気が紛れたみたいです。

今まで、出張やお寺の会合などの夫の人の不在は、なんだか気が楽で
「やれやれ、ご飯も手抜きでいいし、ちょっと羽根伸ばせるわ~」
と思ったことはありますが、亭主の留守がイイのはやはり元気が前提じゃないとダメだわ~、としみじみ感じました(笑)

ではまた。







坂の途中の家 / 角田光代

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坂の途中の家
著者 : 角田光代
朝日新聞出版
発売日 : 2016-01-07

取り巻くすべてが、悪いことばかりに思えることは、本当によくある。実際に、悪いことばかり起きることだって、ないわけではない。それすら主観だと言われれば、そうだ。でも、主観でなくて私たちは何で判断するのだろう。 ー 335ページ
女性、特に子育てを経験した母である方が読むと、ちょっとしんどいかな(読むとどっと疲れが出たというレビュー多数)と思いました。ワタシも同じく。

乳幼児の虐待死事件の刑事裁判の補欠裁判員に選ばれてしまった梨沙子。彼女も3歳になる娘の子育てに悪戦苦闘する毎日であったので、被告の女性、水穂に自分を重ねつつ、公判は進んでいく。

余談ですが、ワタシはSNSでは、育児系のアカウントが少し苦手です。声高にウチの育児ってこうよ! ウチの子こんな感じ! 凄いでしょ!的な発言を見ると、個人的にどっと疲れてしまうので…(もちろん例外の方もいらっしゃいますし、勝手にワタシが発言読んで疲れると感じるだけなので他意はなく、個人的な好みだと思って下さればいいです)

描かれた育児のエピソードでは、母乳が出る、出ないのあたり、ワタシも似たようなことで四苦八苦したので、なんだか懐かしかったり切なかったり…これも過ぎし日の思い出になってしまったので今は冷静に語れますが、当時はよく泣きべそをかいていたなぁと思い出します。

この小説で描きたかったのは母性ではなく、家族というそれぞれ違った主観をもった個人同士の集まりの中で、何が「普通」なのか、何が「幸せ」なのか、お互いの「人の愛し方」がどう違うのか、なら落とし所はどこなのか、という難しさを抱えているのだ、という事実なのではないかと思います。
それに気づいたときに、ちょっとゾッとしました。

傍目からみたら全く問題のない、「あら、そんなの、よいご主人(お姑さん)じゃないですか」と言ってしまいそうな、夫や義母のおだやかな暴言というフレーズが本当に怖かったです。
でもあるんだろうな、こういうのって。
ワタシは幸か不幸か言葉通りにしか受け取らない鈍感な人間なので、気づいていないだけで、敏感な人だと本当に柔らかな牢獄にいるような感じなのかもしれませんね。
でも、もし自分がそれに気づいてしまったなら…この小説の恐ろしくて悲しいところはそこなのかもしれません。

主人公の梨沙子のこれからは、この小説ではあえて描かれていませんでしたが、どうか彼女が柔らかな牢獄から自由になれていまように、と思わずにはいられません。

マザーウォーター

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マザーウォーターマザーウォーター (2010)

【監督】松本佳奈
【出演】小林聡美 / 小泉今日子 / 加瀬亮 / 市川実日子 / 永山絢斗 / 光石研 / もたいまさこ


★★★☆ [70点]「心が疲れているときにゆるゆる流し見するのがよい」


Huluで視聴。


「かもめ食堂」がウケたので、その後しばらくその流れを汲んだ作品(小林聡美&もたいまさこがキャスティングされている)がいくつか作られたのですが、この作品もそうですね。


京都のとある小さな町で「水」がキーワードの生業を営む人々(ウィスキーのみのバー、コーヒーショップ、お豆腐屋さん、銭湯)の普段の生活を山場も盛り上がりもほとんどなく、淡々と描かれていきます。

人間関係がイマイチわからなくて、ウィキペディアなども参照してみたのですが、ただ役名と役者名と簡単な説明が載っているのみ(笑)

銭湯店主の光石研演じるオトメとその手伝いをする永山絢斗演じるジンが他人なのか血縁なのかもわからずじまいです。


でも、たぶんこの映画ではそんなことどうでもいいのでしょうね(笑)


ポプラという名前の登場人物みんなで世話をしている赤ちゃんも、誰の子供かという描写もあまりありません。

この子が登場人物みんなが、川べりで、豆腐屋の店先で、小道のベンチで、公園でいろんなところやシチュエーションで抱かれたりあやされたりして、すくすくと育っていきます。


ヤマもオチもなーんにもなくて、ただ古くて使い込まれているけど趣味の良い(悪く言えば生活感のあまりない)店の中や家の中、町の中で営まれる日常をひたすら眺める感じです。

劇場で見ちゃうとたぶん「なんか盛り上がりがなかったなぁ」と損した気分になるかもしれませんが(それゆえレビューサイトではあまり高評価ではありません)、自宅で夜更けにダラダラと流し見するにはワタシは好きなタイプの作品だと思いました。



こちらも珈琲を飲みながら、ときおり雜誌なんかも広げたりして、彼らの日常を眺めゆるりとした気分になれる感じが心地よいです。

こういう楽しみ方って「あ、ワタシ疲れてるのかな」とは思うのですが、のめり込んで観るだけが映画の観方ではないかなと思いました。

映画の舞台になっているお店はすべて実在の店舗を借りて撮影されたらしいので、京都に行く機会があれば訪れてみたいです。


心が疲れているときにゆるゆる流し見するのにおすすめです。


Posted by yammieya on 2017/01/22 with ぴあ映画生活


映画『マザーウォーター』のロケ地を巡り、古都「京都」の日常を味わう旅♪ | キナリノ
https://kinarino.jp/cat8-%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%83%BB%E3%81%8A%E5%87%BA%E3%81%8B%E3%81%91/15518-%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8E%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%8F%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%82%B1%E5%9C%B0%E3%82%92%E5%B7%A1%E3%82%8A%E3%80%81%E5%8F%A4%E9%83%BD%E3%80%8C%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%97%A5%E5%B8%B8%E3%82%92%E5%91%B3%E3%82%8F%E3%81%86%E6%97%85%E2%99%AA

おでんにはおにぎりがよく似合う

Posted by yammieya on  

発見/おでんにはおにぎりがよく合う
鳥のもも肉からお出汁がよく出ていました。


昼ご飯
◆おでん
◆おにぎり(具は梅、シーチキンマヨ、塩昆布)

本当は、晩ご飯におでんを作るつもりだったのですが…
先週作った大根とひき肉のカレーが好評だったので、晩ご飯にリクエストされてしまい、急遽お昼ご飯におでんを作ることに(笑)

おでんって、あんまりご飯のおかずには向いてないという声もあるのですが、なんとなーく、
「おにぎりにしちゃったらどうかな?」
と思いつき、適当にあるものを具にしておにぎりも添えて並べました。

これが、なかなか食べやすくて良かったのが本日の発見(笑)
食べやすいし、おでんの薄味な感じもおにぎりの味でうまく合って、10個以上作ったおにぎりも、土鍋いっぱいのおでんもキレイになくなりました(笑)


大根とひき肉のカレー(温玉のせ)
かなり辛く作ったので、温玉崩して食べるとちょうどいいです。


つづいて、晩ご飯
◆大根とひき肉のカレー(温玉のせ)
◆レタスとカイワレのサラダ

大量にいただいた、大根とレタスをなんとか消費したい~(笑)
お陰様で大根はなんとかはけましたが、レタス…(苦笑)

1号くんがお代わりを三回もしたのでびっくりです\(◎o◎)/!
今日は買い物の途中でミスドでおやつも食べたのに(笑)
これが、育ち盛りというものでしょうか(笑)

ではまた。



遅ればせながら新年のご挨拶

Posted by yammieya on  

お正月の本堂
お正月なので松や南天、水仙などのお花です。


ふと気付けば、年明けから10日も経ってました…(^_^;)
遅ればせながら新年のご挨拶を…
のんびりペースのブログになりますが、本年もよろしくお願いいたします。

年末年始は夫の人の実家のお寺で過ごしていました。住職も継承して早いもので、もう2年余り経ちますが、去年は手術や闘病生活などでほとんど戦力にならなかったワタシ…(^_^;)
まだまだよちよち歩きの坊守ですが、なんとか無事に大晦日の除夜の鐘、元旦の法要などを済ませることが出来ました。

大晦日は珍しくお天気も穏やかだったお陰で、若い方の参拝客が多く、にぎやかな除夜の鐘でした。
甥っ子も眠い目をこすりながら奮闘、たくさん撞いてくれて、助かりました(笑)

和尚のお正月(笑)
夫の人の住職姿。色合いが新春っぽい法衣です。


お寺は山あいにあるので、第一村人(?)はお猿さんでした(笑)
ワタシ達の乗る自動車の前をゆうゆうと横切り(笑)、あー、あんまり人間の事怖くないんだーなどと改めて感心しました(^_^;)
境内に落とし物(笑)などがあり、その後始末をさせられたり、はあるのですが、あんまり憎めないですね~(笑)

そして帰宅してから、さっくりと風邪引いていたワタシ(笑)
結構高熱が出て、インフルではないかと心配したのですが(予防接種済み)、どうやら本当に普通の風邪だったようで、一二日おとなしくしていたら平熱まで下がりました。

そんなバタバタな年末年始でしたが、もう年明けから10日余り。1号くんも昨日から新学期ですしそろそろ平常運転で、またぼちぼち頑張りたいと思います。

ではまた。

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